登録免許税とは
登録免許税とは、不動産の所有権情報を登記簿謄本に登録するために必要な税金のことです。
この税金は国税として課税され、実際には支払い手続きを行うのは法務局です。
通常、不動産の登記手続きの前にあらかじめ登録免許税を支払う必要があります。
そして、実際の引き渡しの日には、司法書士が買主の代わりに登録免許税を支払います。
一般的には買主が全額を負担することが一般的ですが、売主と買主で分担することもできます。
参考ページ：不動産購入時の税金で登録免許税とは？減税する方法はある？
登録免許税の計算方法と費用
登録免許税は、不動産の価額に基づいて計算されます。
ただし、価額とは実際の売買額ではなく、固定資産税の評価額を基準とします。
固定資産税の評価額は売主が知っている情報ですが、不動産会社を介している場合は、不動産会社に評価額を確認し、それを元に免許税を計算します。
中古住宅の場合、所有権移転登記の売買として登録免許税が課税されます。
この場合の税率は2％です。
また、住宅ローンを利用して購入する場合、抵当権を設定する必要がありますので、免許税の税率は債権額の0.4％となります。
また、不動産の新築建物に対して初めて行う登記事項、所有権保存登記の場合も登録免許税が発生します。
この登記は一般的に新築建物に対して行われるものであり、所有権保存登記と呼ばれます。
住宅税率の軽減処置には要件がある
登録免許税